御社の理念、経営目的はどのようなものでしょうか。企業によって、その目的は様々でしょう。
顧客へ商品やサービスを提供することにより、感謝の対価として利益を上げ、雇用を創出し、税・社会保険料を納付することで、地域・国を支えている点では全企業共通です。
企業が存続し続けることで、顧客に喜んでいただける商品・サービスを提供し続けることが出来ますし、それが社員を雇用し続けることになり、社員とその家族を守ることにもなる。そして利益を上げ続けることで、地域や国に貢献し続けることになる。こう考えると、企業が健全な姿で存続し続けることが顧客・社員・地域・国へ貢献することとなり、目的となり得るのではないのでしょうか。
経営者の悩みは多岐に渡り、尽きることはありません。営業力強化、人材育成、品質向上、市場拡大、信用格付け、資金繰り、利益率向上、福利厚生の充実、団塊の世代の大量退職、税、支出負担増、事業承継等、企業の状況によって様々、なくなることはないでしょう。
これらすべての悩みは、『企業を健全な姿で存続させること』 を実現するためのものと言えるのではないでしょうか。自ずと財務戦略でも『企業を健全な姿で存続させる』ために取り組むことになってきます。
また、平成19年度以降は経営者を取り巻く環境が劇的に変化する年になります。
健康保険料の実額上限が年間121万へ、平成20年度には料率上限が年収の10%に引き上げられます。また、健康保険法等の一部改正で昨年10月からは70歳でも現役並み所得があれば患者負担が3割となっています。あわせて平成14年の在職老齢年金制度の改正により、年金保険料率は毎年継続してアップし続け、65歳になっても保険料負担は続くことになります。
一方で、年金受給額は減少することになります。70歳を過ぎても年金受給額は削減されたままなのです。
経営者は、65歳以上も保険料だけ徴収され、公的年金は基礎年金しか受給できないということもあり得るのです。当然、会社も社長と同額の社会保険料負担増を強いられることとなるので支出増となります。
しかも会社法施行と税制改正により、特殊支配同族会社の役員給与の損金不算入制度等が実施となり、
昨年から改正された高年齢者等雇用安定法による人件費負担の増加等、すでに企業・経営者を取り巻く環境は劇的に変化しているのです。 |